Profile
プロフィール

鑓水青子画像
1976年5月、和歌山市生まれ、大阪市育ち。

小池光に師事。

2018年、「真冬ロシア」で第17回髙瀬賞受賞。
それまでは、2015年に「あぜみち」で第26回歌壇賞候補、「薔薇細工」で第14回髙瀬賞候補、「けやき並木」で第61回角川短歌賞候補。2016年に「夏支度」で第15回髙瀬賞候補。2018年に「湖とソルガレオ」で第64回角川短歌賞候補。

高校時代の恩師が授業中に口にした「歌人は総じて長生きである」のひと言で歌人に興味を持つ。その後すぐ出会った小池光の短歌に感銘を受け、みずからも歌人を夢見る。

2011年に男児を出産し、子どもと過ごすなかで日々の思いを短歌形式で綴りはじめる。子どものようすや日常のささいな出来事、暮らしのなかの何気ない場面を掬いとることで自身の感情を表現している。ユニークでミステリアスな視点と、こまやかな情景描写には定評がある。とくに連作への評価は高い。究極の目標は、呼吸するように作歌すること。

仕事をする鑓水青子大学卒業後、大手放送局(1999年~、報道)、地方テレビ局(2005年~、番組広報)勤務を経て、2008年より環境事業のマネジメントおよびサポート業務に携わる(携わった企業は、日本を代表する大企業から、海外企業の日本支社、熱心な取り組みをしている小規模な会社まで、計82社)。日本企業の環境活動をサポートしつつ、勤務先の会社でも持続可能な働き方を提唱。2010年には、それまで社内厚生がしっかりしていなかった職場において出産育児の休暇体制などを整える。「サステナビリティに携わるひとがもっともサステナブルでない」と言われている日本の社会をなんとかしたいとの思いから、2013年より社内でのワークシェアを体系的に実施。持続可能な社会のなかで個人の幸せをどう創り出していくかを目下の課題としている。

2016年6月、自身の事務所「オフィスシーニー」を設立し、代表を務める。同時につとめ先の会社を移籍し、よりビジネス色の濃い業務に従事する。2017年5月、つとめていた会社を退き、独立。同年11月、北関東の農村地帯に移住。2021年5月、三井修氏とともに短歌有志集団「みずきの会」を立ち上げる。2024年2月より、短歌同人誌「まいだーん」にて編集委員を務める。日々、「大人が本気で遊べばビジネスになる」を信条に活動している。