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お客さまの声

短歌はもっと身近なものなんだ

福井識章さん(40代男性)
添削前
********ひ*み*つ********
添削後
********ひ*み*つ********
短歌はもっと身近なものなんだ

7通くらい、メールをやりとりしました。

「推敲」が大切であることは市販の本を読むなどして知っていましたが、どのように推敲するべきかの方向性が分かりませんでした。メールのやり取りで、その道標を掴めました。鑓水先生には、「魚そのものではなく、魚の釣り方を教えていただいた」気がします。

個別に丁寧にご対応いただけるので、受講料(9,700円)は、妥当だと思います。

受講前は、短歌を作るには古文の知識や、難しい言い回しを覚える必要があると思っていました。受講してみて、短歌はもっと身近なものなんだということが分かりました。

そして、実際に作ってみると、楽しかったです! 日常の何気ない出来事。雨が降ったり、虫が目の前を通り過ぎたり、といったほんの些細なことでさえ、ぼくたちの感情と感性で短歌に表現できることに新鮮な驚きを感じました。

出来上がった短歌は、挙式をテーマにしたので、いつ読んでも笑顔になれます。また、歌が完成した瞬間の味わいと、それから日が経って読んだときの味わいが違うような気がします。私たち夫婦がおじいさん、おばあさんになったときに読むと、どんな味わいになるのか楽しみです。平安の時代の歌が、今でも深く味わえる意味が少し理解できました。

今後も短歌を続けます。短歌コンクールなどにも積極的に挑戦したいです。少ない文字数だからこそ表すことができる人の心の機微を今後も探求していきます。

途中かなりの期間があいてしまいましたが、何とか修了まで来ることができました。ありがとうございました。

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鑓水青子より、福井識章さんへ

とても楽しんで作ってくださっていることが、毎回のメールから伝わってきて、私も楽しくやりとりすることができました。途中、推敲の時間をたっぷり取ったことで、ぐんといい一首に仕上がりましたね。

それまでのやりとりではポンポンと推敲が返ってきていたのですが、あと一歩ですね、もう一息で出来上がりますね、というところで、じっくりと時間をかけました。

これは短歌を作るうえでよくある現象なのですが、言葉を選んだり、自分らしい表現を探したり、伝えたいニュアンスにぴったりの単語を探りながら一首を作り上げていく作業が、あるところまではポンポンとできるんですね。

ところが、「なんとなく57577のかたちに収まって、いい具合になってきた。だけどあと一歩」ということろでパタリと止まってしまうのです。不思議なことに、どの受講生もそうで、プロの歌人でもそうなのです。なんというのか、その歌が熟成されるのを待つ時間、というのがあるのです。

これは自然に待つしかない。
待っていれば、(自分のなかから)自然と生まれてきます。
だから、焦らずじっくり一首と向き合うことはとても大切なのですね。

福井さんは、ここを辛抱強く乗り切って、見事に一首完成して修了しました。
そして私は、そんな福井さんから、たくさんの勇気をいただきました。

福井さんには、こころから感謝します。
本当にありがとうございました。

またお会いいたしましょう!

鑓水青子